コナノテクノロジー



ナノテクノロジーという言葉が時々使われるようになってから
結構経過したように思える。
ナノテクノロジーっていうと最先端って感じだけど、粉テクノロジー
っていうと急に古臭く感じるのは何でだろ?
厳密に言えばナノテクノロジーで扱う粒子は粉より小さいけれど。

そもそもね、微細な粉末ってのは人類が存在するはるか以前から
例えば砂とか土とかの形で存在してきた。
もっとも人類が粉を作るようになってからもっと増えたけど。

穀物を食べる際に粒食するっていうのは、どちらかというと現在の
世界ではやや少数派かもしれない。いや、米とか粒で食べるよ。
でも小麦とかそばとか、多くの穀物は粉にして食べられる運命にある。
動力にしたって粉を作るために相当使われてきている。
風車なんか粉作るために最初作られてたじゃないかと。

何かを粉にする理由はいくつかあるだろうけど、例えば食生活に
関して言えばそのほうが食べやすいから等が上げられるだろう。
食感をよくするという理由もあるだろう。

微細な粉にはある性質がある。
粉は物質あたりの表面積が広い、ものすごく広い。
このことが化学的な性質に影響を与える。
塊の物質に比べて反応性が極めて高いのだ。

粉塵爆発を引き起こす物質だって、塊の状態で燃焼させると爆発は起きない。
微細な粉末どうしを組み合わせ反応性を高めるのは火薬も
同じかもしれない。細かい粉にしなければ反応性は低下する。

ナノテクノロジーというのも要は粉である。
ただ、その性質がより先鋭化したといっていいかもしれない。
例えば普通にうどん作ってるときに、 ファンデルワールス力について
頭を痛める必要はない
だろう(水素結合に頭を痛めることはあるかも)。

しかし、ナノテクノロジーで使用される微細な粒子、10のマイナス9乗mの
世界においては量子力学的な影響が大きくなってくる。
また、このクラスの大きさになると、物質を粉砕して粉を作るという
やり方があまりふさわしくなくなってくる。

例えば粉をひくのに石臼を使った場合、石の破片がほんのちょびっと
だけ含まれるんだけど、まぁ食べる分にはなんら問題はない。
しかし、化学反応に用いるとなると話は違う。
まだ石ならいいかもしれないが、金属だと反応に影響が出てまずい
かもしれない。

となるとどうやってナノサイズの物体や粉を作るのか?
片栗粉よりもはるかに小さな粉を作るというのだから…。
…結論から言うとガスなどの状態から変化させてつくる
ガスや液体などを化学反応させて固体にするというわけだ。

実用化されているナノテクノロジーの産物、化粧品に用いられている
酸化チタンの微粉末やボウリングの玉やゴルフクラブに付加される
フラーレン、あのカーボンナノチューブの作り方もそうである。
ナノテクノロジーの進歩により、強い物質や有用な物質が次々作られ
実際われわれもその成果を享受している。

ただ、あまりに細かいナノテクノロジーの産物は、ともすれば危険かもしれない。
細胞と細胞の隙間にすら入ってしまう小ささにも出来る。
化学反応性が高いナノ粒子が体内に侵入したら…
普通の粉だって吸い込んだら咳き込む けど、それより危ない。
ある種のバクテリアなどにとっては酸化チタンの粉末は猛毒と
いえるかもしれない。

逆に考えると、小さくしなくていいものは小さくしないでいいのでは?
例えば化粧品とかだと粒子同士を再度くっつきやすくするとか…
コナで十分なところにそんナノもってくるのもいかがな物か。


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